electrum-ltcのpaytomanyでコインを移動してみた
以下のようにして、手数料0で送信元アドレスを指定し、2箇所の送信先に0.3と0.2を送ってみた。 残高はチェンジアドレスに送信元アドレスを指定して残るようにしてみた。
$ electrum-ltc paytomany -f 0 -F L... -c L... '[["L...", 0.3], ["L...", 0.2]]'
Password:
パスワードが設定されている場合はパスワードを聞かれるので入力する。 (なお、RPCの場合はパスワードを空にして、暗号化なしにしておく必要があるようだ。)
すると以下のようにhexが得られる。
{
"complete": true,
"hex": "01000000015...."
}
これをbroadcastしてみる。shellのhistoryに覚えさせたくないので、先頭にスペースを入れる。
$ electrum-ltc broadcast 01000000015....
すると次のようなエラーが出て拒否される。
The transaction was rejected by network rules.(66: insufficient priority)
どうやらFeeが少な過ぎるらしい。Feeを少しずつ上げてリトライしたところ、0.001LTC(0.5円ぐらい)でうまく行った。
$ electrum-ltc paytomany -f 0.001 -F L... -c L... '[["L...", 0.3], ["L...", 0.2]]'
$ electrum-ltc broadcast 01000000015....
..txid..
BTCよりお安く試せると思っていたのに期待外れだった。
Abeで確認してみると0.3は0.29999999となっており、浮動小数点で解釈されているようだ。 厳密な端数を扱うことはできないのかもしれない。
最新のelectrum(BTC)では浮動小数点の問題が起きないように対策されてそうに見える。 また、broadcastの引数はJSON形式に変わっているようで、'"0100..."'みたいな感じで指定しないといけなくなったようだ。