torrentにWebseedを追加するスクリプト
UbuntuなどのCD/DVDイメージをダウンロードするときに、torrentがサポートされているケースがよくありますが、なぜかWebseedが有効になっていないことが多いです。
こういったときは次の手順で簡単にWebseedを追加することができます。(Rubyが必要です。)
まずは礼儀正しく、bundleを使います。
$ bundle init
$ vi Gemfile
次に使用するgemを指定します。
source "https://rubygems.org"
gem 'bencode'
addwebseed.rbというファイルを以下のように作成します。
require 'bencode'
a = ARGV
t = a.shift
tr = BEncode.load(File.open(t, 'rb', &:read))
tr["url-list"] = ((tr["url-list"] || []) + a).uniq
File.open(t + '.new', 'wb'){|fd|fd.write(BEncode.dump(tr))}
puts tr["url-list"].join("\n")
以上で完成。
使い方は次の例を参考にしてください。Ubuntu 15.10 Serverでの例です。
$ wget http://releases.ubuntu.com/15.10/ubuntu-15.10-server-amd64.iso.torrent
$ bundle exec ruby addwebseed.rb ubuntu-15.10-server-amd64.iso.torrent \
http://releases.ubuntu.com/15.10/ubuntu-15.10-server-amd64.iso
Ubuntu 14.04 LTSのVagrant Boxを作ってみた
Building a Vagrant Box from Start to Finish
を見ながら、Vagrant Boxを作ってみたので、手順をメモしておく。
まず、ベースとなるUbuntu 14.04 LTS ServerをVirtualBoxで作る。
- .isoを入手。aria2cとかdelugeとかでtorrentを使うとよいかも。
- 選択肢は無難なものを選択(USキーボードとか)
- ローカルタイムはとりあえずJSTにした。バグ出しをするならUTCとかの方がいいかも。
- ユーザー名はvagrant、パスワードもvagrant
- rootもパスワードをvagrantに設定しておく(これは好みかも)
- パスワードなしでsudoできるようにする。
- USB, Audioといった環境依存なものはオフ。
- SWAPなし
- NATでホストの2222をゲストの22に接続
- authorized_keysにデフォルトの秘密鍵を設定。sshd_configで有効にする。
- 最新パッケージにupgradeしておく
- 最後にhistory -rとかapt-get cleanとかしておいた方がよいかも。
- 好みでguest toolsを入れる(私は入れなかった)
完成したら、そのイメージの名前を指定して、package.box化する。
vagrant package --base ubuntu-14.04
package.boxをvagrant addする。
vagrant box add ubuntu-14.04 package.box
Vagrantfileのひな型を作成。
vagrant init ubuntu-14.04
Vagrantfileを編集し、guest toolsを入れてない場合はsynced_folderを無効にする。
config.vm.synced_folder ".", "/vagrant", disabled: true
立ち上げてSSH接続できることを確認。
vagrant up
vagrant ssh
うまくいかないときはGUIモードにして、いろいろ確認するとよいかも。 メモリも次のような感じで調整できる。
config.vm.provider "virtualbox" do |vb|
vb.gui = true
vb.memory = "1024"
end
Electrumにbitcoindのlistsinceblockっぽいコマンドを追加してみた
bitcoindにはあるブロック以降のトランザクションを得るためにlistsinceblockというコマンドがあるが、Electrumには存在しない。 このコマンドがあれば、前回からの変化をチェックしやすくなるため、Webサービスでelectrum daemonを使う場合はぜひ欲しい機能である。
ということで作ってみた。
使い方は普通にlistsinceblockを呼ぶだけ。
$ ./electrum listsinceblock
[
{
"confirmations": 1001,
"height": 388000,
"txid": "xxxx",
"value": 0.04567
},
{
"confirmations": 1000,
"height": 388001,
"txid": "xxxx",
"value": 0.01234
}
]
オプションなしだと、このように全トランザクションが得られる。
$ ./electrum listsinceblock --height 388000
[
{
"confirmations": 1000,
"height": 388001,
"txid": "xxxx",
"value": 0.01234
}
]
--heightオプションを付けるとそのheightよりもあとのトランザクションだけが得られる。
valueは小数なので、satoshiの整数もあった方がよいかも。
electrum-ltcのpaytomanyでコインを移動してみた
以下のようにして、手数料0で送信元アドレスを指定し、2箇所の送信先に0.3と0.2を送ってみた。 残高はチェンジアドレスに送信元アドレスを指定して残るようにしてみた。
$ electrum-ltc paytomany -f 0 -F L... -c L... '[["L...", 0.3], ["L...", 0.2]]'
Password:
パスワードが設定されている場合はパスワードを聞かれるので入力する。 (なお、RPCの場合はパスワードを空にして、暗号化なしにしておく必要があるようだ。)
すると以下のようにhexが得られる。
{
"complete": true,
"hex": "01000000015...."
}
これをbroadcastしてみる。shellのhistoryに覚えさせたくないので、先頭にスペースを入れる。
$ electrum-ltc broadcast 01000000015....
すると次のようなエラーが出て拒否される。
The transaction was rejected by network rules.(66: insufficient priority)
どうやらFeeが少な過ぎるらしい。Feeを少しずつ上げてリトライしたところ、0.001LTC(0.5円ぐらい)でうまく行った。
$ electrum-ltc paytomany -f 0.001 -F L... -c L... '[["L...", 0.3], ["L...", 0.2]]'
$ electrum-ltc broadcast 01000000015....
..txid..
BTCよりお安く試せると思っていたのに期待外れだった。
Abeで確認してみると0.3は0.29999999となっており、浮動小数点で解釈されているようだ。 厳密な端数を扱うことはできないのかもしれない。
最新のelectrum(BTC)では浮動小数点の問題が起きないように対策されてそうに見える。 また、broadcastの引数はJSON形式に変わっているようで、'"0100..."'みたいな感じで指定しないといけなくなったようだ。
electrum-ltcのdaemonで受信してみた
まずは受信用のアドレスを確認する必要がある。
$ electrum-ltc listaddresses -b --receiving
-bでバランス表示付きになり、--receivingで受信用のアドレスに絞り込める。
取引所 C-CEX.com - Crypto-currency exchange / MultiWallet から1.00LTC引き出してみた。 Feeが0.01LTC、今の価値だと4.5円ぐらいなのであまり頻繁には移動したくない。
BTCの場合はここで blockchain.info を使って追跡したいところだが、LTCの場合は http://explorer.litecoin.net/chain/Litecoin を使って、txidを検索するとよい。
以下のコマンドでconfirmedとunconfirmedの残高が確認できる。
$ electrum-ltc getaddressbalance アドレス
しかし、既にconfirmedになって数十分経過しているのに getbalance などで見ると届いていない。 仕方がないので、daemonを再起動。
$ electrum-ltc daemon stop
$ electrum-ltc daemon start
無事、受信できました。 しかし、こんなことではelectrum-ltcを使ったWebサービスを作るのは難しいかも。 BTCの場合はこんなことにならないのかな。
FaucetBOX.comでテスト用のコインを手に入れた
FaucetBOX.com というサービスがあり、これを使ったFaucetサイトを巡回することで少額のコインがゲットできる。 とりあえずBitcoinとDogecoinをいくつか入手して、CoinomiやElectrumに入れてみた。 時間効率はよくないので、本当にひまなときにポツポツクリックするのがよいかと思います。
以下は私のアドレスのついたReferral linkです。よければ試してみてください。 何度もやっているとreCAPTCHAが追加質問を要求してくることがあるので、そのあたりがやめどきかもしれません。
Bitcoin faucets:
itsrainingbitcoins
satoshi.ws
freebitcoins4u
cryptorials bitcoinerz faucetbitcoins siizo oneadfaucet
Dogecoin faucets:
cryptorials
freedogecoin
777doge
cryptator
like4bitcoinfree
bluesatoshi
top2200
doge4me
lindasdoge
Web WalletにBitcoin SPVを試験的に追加しました
1年ほど前から Web Wallet という、ウェブブラウザから使える暗号通貨ウォレットサービスを運用しています。 Bitcoinも導入しかったのですが、フルノードであるbitcoindを動かすにはメモリとストレージがそこそこ必要なので、赤字垂れ流しの当サービス では導入できずにいました。
しかし、少し前からElectrumのdaemonを使えばできるのではないかと考え準備をしておりましたが、ようやくアルファ版として公開できるようになりました。
まだまだ実績も少なく問題が起きるかもしれませんので、少額で試していただければありがたいです。